個人情報保護に関する新たな制度が構築されつつあるタイミングを踏まえ、行政、医学・法律学の研究者など、さまざまな立場の関係者が医療情報の利活用と個人情報のあり方を考え直し、新しい指針を探ります。今話題のマイナンバー制度を活かした今後の取り組みなど、米国の事例を交えて、我が国の医療・健康ビッグデータ分析の最前線を紹介します。
第1章 我が国における医療情報の活用と個人情報保護の動向
第2章 米国における医療情報の利活用と個人情報保護の現状と課題
第3章 NDB利活用の現状と課題
第4章 DPCデータベースを用いた臨床疫学研究
第5章 医療情報の分析からみえる地域医療とその将来像
第6章 日本における医療情報と個人情報保護の法的側面
第7章 患者の立場からみた医療情報と個人情報保護
第8章 電子カルテ医療情報の利活用とその課題
第9章 医療情報の利活用と公的統計調査の調査票情報
付録(Panel Discussion) 医療情報の利活用と個人情報保護に向けて